服の虫食いの原因は?見つけたときの対処法や衣替えの注意点を紹介

衣替えのシーズンに虫食い跡を見つけて、ショックを受けた方も多いのではないでしょうか?大切にいた衣類が、虫食い被害に合うと悲しいですよね。本記事では、服の虫食いの原因や対処方法について解説します。衣替えを行う際の注意点も併せてお伝えするので、大切な衣類を虫から守りたいとお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
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虫食い被害に遭った服の見分け方
服に穴が開く原因は、虫食い以外にもいくつか考えられます。虫食いの穴の場合、複数箇所にわたって穴が開いている場合がほとんどです。鋭利なものに服を何度も引っ掛けることは考えにくいため、穴が複数ある場合には、虫の仕業だと考えてほぼ間違いないでしょう。
また、穴が空いていない場合でも、服の厚みが場所によって違うものやまだらになっているものは、虫食いの可能性があります。虫食いだった場合、他の衣類も被害を受けている可能性があるため、早めに確認してください。
虫食いが発生する原因
虫食い被害に遭いやすいのは、植物性繊維や動物性繊維の服ですが、化学繊維の服も例外ではありません。衣類に付着した皮脂や汗、食べこぼしの汚れなどが原因となり、虫食い被害に遭うケースがあります。化学繊維の服であってもクローゼットに入れる前には必ずよく洗い、虫の餌となる皮脂や汗、油汚れなどを取り除きましょう。
虫食い被害を見つけたときの対処法
虫食い被害を見つけたら、これ以上被害を拡大させないためにも虫を駆除しなければなりません。孵化した虫には、殺虫スプレーが効果的です。孵化前の卵は、アイロンの熱を利用して駆除することができます。
虫を駆除したら、湿気がたまりにくい環境作りを目指しましょう。除湿剤やサーキュレーターを使って、湿気を逃がしてください。クローゼット内の天気の良い日には、扉を解放して換気を行うのもおすすめです。
虫食いを防ぐ!衣替えの注意点
ここからは、虫食いを防ぐための衣替えのポイントを紹介します。
片づける前には洗濯を行う
虫の栄養分となる皮脂や汗をきちんと落とすためにも、服をしまう前には必ず洗濯を行ってください。洗った服はしっかりと乾燥させてから収納するのも、虫食いを防ぐためのポイントです。
防湿・防虫対策を行う
虫は、気温15℃〜20℃前後、湿度60%〜80%の環境を好みます。閉鎖的なクローゼットの中は、虫にとって快適な環境であることも多いので、防湿対策や防虫対策を怠らないようにしましょう。
クリーニングを活用する
虫が好む植物性繊維や動物性繊維の服は、家の洗濯機で洗うことが難しいため、そのまましまい込む方が多いようです。家で洗えないコートやダウンなどは、クリーニングを活用しましょう。また、衣類がクローゼットに入り切らない場合や、収納する物の量を減らして風通し良くしておきたい場合には、保管サービス付きのクリーニング店に依頼するのもおすすめです。
虫食いされやすい素材
基本的に、天然素材を使用した衣類は、虫の被害を受けやすいといわれています。シルクやウール、羽毛、毛皮などの動物繊維や、麻やコットンなどの植物繊維は注意が必要です。しかし、化学繊維であれば絶対に大丈夫というわけではありません。汗や皮脂、食べ物の油汚れには、動物性繊維と同様にタンパク質が含まれています。そのため、それらが付着していると食害を受けるリスクがあります。
虫食い被害から大切な服を守ろう!
本記事では、服が虫食い被害に遭う原因や対処法についてお伝えしました。虫食い被害は、服のメンテナンスをきちんと行うことで、ある程度防ぐことができます。被害を見つけたら、速やかに虫を駆除し、クローゼット内の湿度を適正に保ちましょう。本記事の内容を参考にしていただき、大切な衣類を虫の被害から守ってください。