服のペンキの落とし方は?洗濯の手順をペンキの種類別に解説

DIY中にペンキが跳ねたり、塗装したての外壁に身体が当たったりしたら、服が汚れてしまいますよね。ペンキのシミを落とすには、いくつかのポイントがあります。本記事では、服についたペンキの落とし方を徹底解説します。ペンキの種類や状態に合わせた適切な方法をお伝えするので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事を読むための時間:3分
服がペンキで汚れたときの対処法
衣類がペンキで汚れたときの対処法を紹介します。
できるだけ早く対処する
ペンキをできるだけきれいに落とすためには、乾く前に洗うことを心がけましょう。乾いたり繊維に染み込んだりする前であれば、完全に落とすことは難しくありません。洗濯を後回しにせず、早いうちに対処してください。
クリーニング店を活用する
デリケート素材の衣類にペンキがついた場合、自分で取ろうとせずに、速やかにクリーニングへ持っていきましょう。繊細な生地を自分で洗うと、ダメージを与えてしまい、毛羽立ちや生地の伸びが目立つようになることも考えられます。洗濯表示を確認して、自分で洗うのが難しそうな場合にも、クリーニング店に相談してみてください。
汚れてもいい服を着る
ペンキを扱うときには、そもそも汚れても良い服を着ることが大切です。着古して捨てる予定の服や、ポリエステルなどの洗濯耐久性に富んだ服を選びましょう。
【水性ペンキ】衣類の汚れを落とす手順
ここからは、衣類に水性ペンキがついた場合の洗濯方法をお伝えします。
乾いている場合
水性ペンキが完全に乾いてしまっている場合は、歯ブラシや酸素系漂白剤を使ってみましょう。
- ペンキがついた部分をぬるま湯に浸して、汚れを溶かしましょう。
- お湯で湿らせた状態で、優しく揉み洗いします。
- 揉み洗いしても落ちない場合は、歯ブラシを使ってペンキを擦ります。ゴシゴシと力を入れず、優しくかき出すように擦ってください。
- 水気を軽く絞ったら、酸素系漂白剤と一緒に洗濯機に入れて、通常通り洗いましょう。
まだ乾いていない場合
水性ペンキがまだ乾ききっていない場合は、比較的手軽に落とすことができます。
- ペンキが付着した部分を水につけて、汚れを浮かせましょう。擦らずに、水に溶かしながら汚れを落としてください。
- 洗面器などに40℃前後のぬるま湯を張り、汚れた服を1時間ほどつけ置きしましょう。
- 優しくもみ洗いをして汚れを落としたら、軽く水分を絞ります。
- 普段通りに洗濯機で洗って完成です。
【油性ペンキ】衣類の汚れを落とす手順
ここからは、衣類に油性ペンキがついた場合の洗濯方法を紹介します。
乾いている場合
油性ペンキが乾いている場合は、簡単に落ちにくく、水性ペンキの場合よりも手間がかかります。
- ネイルオフ用の除光液をティッシュに染み込ませ、ペンキがついた部分に密着させます。
- 除光液が汚れた部分に染み込んだら、歯ブラシで優しく擦りましょう。
- 汚れが浮いたら、中性洗剤をつけて優しく揉み洗いしてください。
- 仕上げに洗濯機で洗い、乾燥させたら終了です。
上記の方法を試しても落ちない場合には、クリーニング店に相談してみましょう。
まだ乾いていない場合
油性ペンキが乾くと、汚れが非常に落としづらくなります。出来る限り早いタイミングで、以下の手順を試してみてください。
- 古い歯ブラシに中性洗剤を適量垂らして、ペンキのついた部分を押さえます。
- 歯ブラシでポンポンと汚れをたたき、浮かせていきましょう。
- 汚れが浮いてきたら、ぬるま湯または水で流します。
- 通常通りに、洗濯機で洗ったら完成です。
服がペンキで汚れたら適切な落とし方を選ぼう
本記事では、衣類がペンキで汚れた際の対処方法を解説しました。大切な服がペンキで汚れたら、できるだけ早く洗うことと、汚れの状態やペンキの種類に合わせた適切な方法を選ぶことが大切です。また、DIYを行う際など服が汚れる可能性がある場合は、着古して処分予定の服や耐久性の高い服を着用することをおすすめします。